論文

2017年8月

道徳教育の目的と方法 -Alfie Kohn の character education 批判をめぐって-

学苑
  • 友野 清文

922
開始ページ
11
終了ページ
26
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
昭和女子大学近代文化研究所

米国の教育研究者Alfie Kohnのcharacter education 論への批判を踏まえて、道徳教育のあり方を検討した。character education は1980年代以降米国で主張された道徳教育論の一潮流であり、一定の道徳的価値(徳目)を生徒に教えることを主眼とするものである。Kohnはそれに対して、そこで選択される価値が現状維持を目的とした保守的なものであり、同時に行動主義的な原理で子どもに注入しようとしていると批判する。そして子どもの主体性を踏まえ、新しい価値を創造していく教育を構想する。日本の道徳教育についてもあてはまる論点であり、子ども自身が根源的に考える道徳教育が重要であることを確認した。

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/120006345958
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN00038441
URL
http://id.ndl.go.jp/bib/028540822
URL
http://id.nii.ac.jp/1203/00005989/
ID情報
  • ISSN : 1348-0103
  • CiNii Articles ID : 120006345958
  • CiNii Books ID : AN00038441

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