2011年4月 - 2016年3月
擦文文化期における環オホーツク海地域の交流と社会変動
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
擦文文化期における地域間交流や社会変化の様相を解明するため、北見市大島2遺跡にて擦文文化の竪穴住居跡の発掘調査を実施した。大島2遺跡は標高の高い尾根上というやや特異な環境下にあり、低地や砂丘上にある他の集落とは異なる性格を有することが予想されたが、発掘調査の結果、海獣狩猟や動物儀礼、住居の廃絶儀礼、建築木材の選択、木製品の様相などに、オホーツク文化やトビニタイ文化との関連を思わせるような特徴が認められることが明らかになった。
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- 課題番号 : 23320166
- 体系的課題番号 : JP23320166