2018年4月 - 2022年3月
複素環の発光プローブ誘導化を指向したインドールテルペン類天然物の合成研究 (18K05460)
日本学術振興会 科学研究費助成 基盤研究C 基盤研究(C)
複素環とテルペン部位で構成される天然物の発光プローブ誘導体化に向け、様々なサンプル分子の合成と供給を可能にするテルペン骨格の短工程かつ迅速な合成法を確立した。当初は30時間をかけ数百ミリグラムが限界だった経路を、その1/10である3時間程度かつ数グラムまで合成できるよう改良し、大量供給による応用展開を容易にした。あわせて、複素環部位の典型元素誘導化に向けた生物活性超配位ケイ素化合物の構造解析、ならびに多様なプローブ合成のための自在分子連結クリック法の確立も行った。以上、天然物の構成要素を基に、各骨格部位とそれらの連結に資する他方面での新技術を確立したことから、機能分子の迅速な創出が期待できる。
- ID情報
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- 課題番号 : 18K05460
- 体系的課題番号 : JP18K05460
この研究課題の成果一覧
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論文
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Synlett 33(3) 273-276 2021年11月26日 査読有り筆頭著者責任著者
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Organic Chemistry Frontiers 8(20) 5793-5803 2021年8月24日 査読有り責任著者
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Heterocycles 103(1) 465-475 2020年5月 査読有り招待有り筆頭著者責任著者