2018年6月 - 2021年3月
周産期の栄養および代謝変容が母体、胎児に及ぼす影響
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的研究(萌芽) 挑戦的研究(萌芽)
飽食の時代といわれて久しい日本であるが、近年、周産期妊婦の平均体重は年々減少しており、それに伴い胎児の出生体重も低下している。偏食や過度のダイエットによる低栄養状態で妊娠に至るケースが少なくなく、現在の母体の栄養状態は、戦後の栄 養状態より悪化している。母体の栄養状態は、妊娠の維持のみならず産前産後で起こりうる各種疾患 (栄養障害、妊娠高血圧症候群、精神疾患など) との関連や、胎児における出生時体重や発達障害にも影響を与える事が明らかとなっている。 そこで本研究では、経時的な周産期バイオリソースを用いて、母体の食習慣および栄養状態、また代謝機能の変容が (1)母体の妊娠中の各種疾患(栄養障害、妊娠高血圧症候群、精神疾患など)に及ぼす影響、(2)胎児への影響 (出生時体重、発達障害)について検討を行う。
- ID情報
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- 課題番号 : 18K19761
- 体系的課題番号 : JP18K19761