MISC

2019年2月

診断治療の工夫 ハイドロマークを留置した手術症例の検討

乳癌の臨床
  • 高野 悠子
  • 野田 純代
  • 石垣 聡子
  • 佐竹 弘子
  • 角田 伸行
  • 武内 大
  • 中西 賢一
  • 宮嶋 則行
  • 石原 博雅
  • 稲石 貴弘
  • 菊森 豊根
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34
1
開始ページ
95
終了ページ
100
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(株)篠原出版新社

近年、乳癌画像検査機器の進歩により微少病変や非触知乳癌が多く発見され、その病変位置の確認に、超音波視認マーカーの有用性が報告されている。しかし、わが国ではその報告がいまだ少ない。ハイドロマーク(デヴィコア・メディカル・ジャパン、日本)は、超音波視認マーカーの一つである。今回、当院でハイドロマークを留置し、手術を行った14症例について検討した。すべての症例で、留置による合併症は認められなかった。留置期間は、中央値48.5(7〜107)日ですべての症例において、術中超音波でハイドロマークの位置を確認可能であり、RVSや超音波を併用して切除範囲を同定した症例を含め、温存手術を行った12例すべてで断端陰性が確認された。ハイドロマークの安全性と有用性が示唆された。(著者抄録)

ID情報
  • ISSN : 0911-2251
  • 医中誌Web ID : 2019180152

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