2007年10月
金利リスクを考慮したリアル・オプション問題に関する研究
土木計画学研究・論文集
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- 巻
- 24
- 号
- 1
- 開始ページ
- 111
- 終了ページ
- 120
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.2208/journalip.24.111
- 出版者・発行元
- Japan Society of Civil Engineers
本論文では, 金利の不確実性および期間構造を考慮した, リアル・オプション問題を分析した. 数値実験の結果, 従来の確定的な金利を用いたモデルでは, プロジェクト・キャッシュ・フローの閾値とオプション価値を過少に評価していることが分かった. 典型的な例においては, プロジェクト・キャッシュ・フローの閾値は従来のモデルと比較し, 約5倍の値となり, 同様にオプション価値についても約4倍の値となった. 従って, 実物投資問題を考える際には, 金利の不確実性および金利期間構造を考慮する必要がある.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.2208/journalip.24.111
- ISSN : 0913-4034
- CiNii Articles ID : 130003840307