論文

2018年9月

【食道表在癌の拡大内視鏡診断-食道学会分類を検証する】 SECNの意義

胃と腸
  • 熊谷 洋一
  • 天野 邦彦
  • 鈴木 興秀
  • 石畝 亨
  • 村松 俊輔
  • 幡野 哲
  • 伊藤 徹哉
  • 近 範泰
  • 牟田 優
  • 山本 梓
  • 近谷 賢一
  • 福地 稔
  • 石橋 敬一郎
  • 川田 研郎
  • 持木 彫人
  • 石田 秀行
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開始ページ
1335-1341
終了ページ

<文献概要>SECNとは食道重層扁平上皮直下に存在する細いネットワーク状の毛細血管網であり,IPCLとともに上皮を栄養している終末毛細血管である.M1,M2癌では粘膜固有層のSECNが増生し,これがbackground colorationの原因となっている.CD31などの免疫染色では粘膜固有層のmicrovessel densityは癌部で正常部分と比較し有意に増加していた.SECNの増生には粘膜固有層に浸潤した腫瘍関連マクロファージから分泌される血管新生因子が関与している.

ID情報
  • ISSN : 0536-2180

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