2018年3月
撮影者の視点からみる観光資源としてのオープンガーデン-オーナーとボランティアガイドの視点比較-
江戸川大学紀要
- ,
- 巻
- 28
- 号
- 開始ページ
- 231
- 終了ページ
- 241
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 江戸川大学
写真投影法を用いた観光写真の研究は,観光心理学やランドスケープにおける環境評価によく見られる。本研究では,この写真投影法を観光資源としてのオープンガーデンにおける「見どころ」の発見のために利用し,オーナーとボランティアガイドによって撮影された写真の分析を行った。その結果,両者の間には,視点の相違があることが確認された。また,これらの差異からは①オーナー自身が「見どころ」を教示する庭,②訪問者が「見どころ」を発見する庭,③オーナーが見せたいことと,訪問者が見たいことが一致した庭の3つのタイプの庭があることが確認された。なお本研究は科研費(16K02082)の助成を受けたものである。