2017年7月
PET-MRIが有用であった平滑筋肉腫合併子宮体癌の1例
第50回核医学会近畿地方会
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- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 口頭発表(一般)
- 主催者
- 日本核医学会
- 開催地
- 大阪
症例は50代女性。2010年頃から長径4cm大の子宮腫瘤を指摘されていたが、子宮筋腫が疑われたため経過観察されていた。2017年1月、エコーで長径12cmと増大を認め、当院産婦人科紹介となった。MRIでは、子宮体部前壁筋層内に、境界明瞭な類円形の腫瘤がみられ、左側の子宮内膜には T2強調画像でやや低信号を示し、相対的に造影効果の乏しい領域を認めた。子宮内膜の組織診を行ったところ、陰性であった。術前精査のため、PET/MRを施行したところ、子宮体部前壁筋層内の境界明瞭な類円形の腫瘤の造影効果のある大部分、及び子宮内膜左側に、限局したFDG集積を認めた。子宮内膜病変が悪性であれば、骨盤内リンパ節郭清が必要となるため、術中迅速病理でリンパ節郭清を追加するかどうかを判断する方針となり、単純子宮全摘出術及び両側付属器摘出術を施行した。術中迅速診断で子宮内膜に癌