2011年3月
担保法の新しいパラダイムとその教育-担保法革命とは何か-
明治学院大学法科大学院ローレビュー
- 巻
- 号
- 14
- 開始ページ
- 1-48
- 終了ページ
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 明治学院大学法務職研究科
担保法の従来の学説は,人的担保(保証,連帯債務)と物的担保(担保物権)について,前者は債権法,後者は物権法の問題として別々に考察してきた。本論文は,担保法を「債権の掴取力の強化」という1つの概念から出発して,債権の掴取力の「量的」強化として人的担保を,「質的」強化(優先弁済効)として担保物権を位置づけ,わが国で最初の統一的な体系を構築した加賀山『現代民法 担保法』信山社(2009)の内容(新しいパラダイム)を紹介するとともに,その教育方法を具体的に提示するものである。
- ID情報
-
- ISSN : 1349-4376