MISC

2020年6月

Explanation and elaboration paper(E&E) for the Guideline for Reporting Evidence-based practice Educational interventions and Teaching(GREET) 2016 概説:根拠に基づく実践の教育的介入と教育の報告ガイドライン(GREET)2016

看護研究
  • 友滝 愛
  • ,
  • 加藤 尚子
  • ,
  • 柏原 康佑
  • ,
  • 木戸 芳史
  • ,
  • 本田 順子
  • ,
  • 深堀 浩樹

53
3
開始ページ
222
終了ページ
227
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(株)医学書院

<文献概要>根拠に基づく実践(Evidence-based practice:EBP)の必要性は広く知られているが,EBPのための教育的介入の効果的な方法はまだ確立されていない。このような中,2016年にオーストラリアのAnna C. Phillips博士(University of South Australia)らの研究チームが,EBPのための教育的介入の報告ガイドライン「the Guideline for Reporting Evidence-based Practice Educational interventions and Teaching(GREET)」を発表した。筆者らは,開発者らの許可を得てGREETの日本語訳を行なった。GREETでは,EBPのための教育的介入の研究を報告するときに考慮すべき17項目のチェックリストとE&Eが提示されている。EBPのための教育的介入の効果を評価するためには,EBPのための教育として何がどのように行なわれたのかわかるよう,一定水準を満たした報告が求められる。また,EBPのための教育的介入の研究は,通常,さまざまな研究デザイン(介入研究,観察研究など)に基づいて実施される。そのためGREETでは,研究デザインに関する部分はそれらに対応する報告ガイドライン(例えば,CONSORTやSTROBE)を参照することを推奨している。本稿が,日本で行なわれるEBPのための教育的介入の研究報告の質の向上と,EBP教育の発展に貢献することを期待している。

リンク情報
URL
https://search.jamas.or.jp/index.php?module=Default&action=Link&pub_year=2020&ichushi_jid=J00270&link_issn=&doc_id=20200714030009&doc_link_id=10.11477%2Fmf.1681201768&url=https%3A%2F%2Fdoi.org%2F10.11477%2Fmf.1681201768&type=%88%E3%8F%91.jp_%83I%81%5B%83%8B%83A%83N%83Z%83X&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00024_2.gif
ID情報
  • ISSN : 0022-8370
  • eISSN : 1882-1405
  • 医中誌Web ID : 2020311276

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