2020年4月
【看護研究における報告ガイドライン2】看護研究で念頭に置いておきたい報告ガイドライン30 GREET 根拠に基づく実践の教育的介入と教育の報告ガイドライン(GREET)
看護研究
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- 巻
- 53
- 号
- 2
- 開始ページ
- 152
- 終了ページ
- 153
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- (株)医学書院
<文献概要>概要 根拠に基づく実践(Evidence-based practice:EBP)の重要性は広く知られているものの,効果的なEBPの教育的介入はまだ明らかになっていない。EBPの教育的介入の効果を検証するためには,教育的介入の種類や量を規定する必要があるが,多くの先行研究ではこれらの記載が十分ではない(Phillips et al., 2014)。そこで,EBPの教育的介入の研究報告の質改善を目的として開発されたのが,the guideline for reporting evidence-based practice educational interventions and teaching(GREET)(Phillips et al., 2016)である。GREETはPhillips博士らによって開発され,2016年にチェックリスト,および,その論説(E&E)が発表された。GREETの対象は,EBPの5つの手順(臨床疑問の提起,情報の入手,情報の吟味,適用,評価)のモデルに基づき,「知識またはスキルの学習を促すことを目的としたあらゆる学習活動」の教育的介入(Tilson et al., 2011)である。
- ID情報
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- ISSN : 0022-8370
- eISSN : 1882-1405
- 医中誌Web ID : 2020304413