2012年7月18日
移動先予測によるアクセスポイントの間欠サーチと無線リソース割当て法に関する一考察
電子情報通信学会技術研究報告. WBS, ワイドバンドシステム : IEICE technical report
- 巻
- 112
- 号
- 147
- 開始ページ
- 85
- 終了ページ
- 90
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 一般社団法人電子情報通信学会
ユーザの移動経路を学習することで移動先を予測する手法を応用して,従来の移動通信の性能が改善される2つの可能性について議論している.具体的には,(1)無線LANのアクセスポイント(AP)を間欠サーチする際に目的のAPを早期に発見する方法と,(2)セルラシステムで用いられるパケットスケジューリングにおいて,予測される移動先からシャドイング減衰の変化を事前に検出できる場合に,総合スループットが向上する可能性について論じている.(1)については,実環境における公衆無線LANの観測例を示し,AP間欠サーチの有用性を示すとともに,その学習フローの例を示す.(2)に関しては,シャドイング減衰の変化が正確に予測できるとして理想的な総合スループット特性を計算機シミュレーションにより評価した.その結果,ユーザ間の公平性の条件によって通常の手法とほぼ同等の特性にとどまることが分かった.
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/110009625846
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA11840009
- URL
- http://id.ndl.go.jp/bib/023874446
- ID情報
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- ISSN : 0913-5685
- CiNii Articles ID : 110009625846
- CiNii Books ID : AA11840009