共同研究・競争的資金等の研究課題

2016年4月 - 2019年3月

老化細胞クリアランス機構の解明による「老い」の分子基盤の構築

日本学術振興会  科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究  挑戦的萌芽研究

課題番号
16K15238
体系的課題番号
JP16K15238
配分額
(総額)
3,640,000円
(直接経費)
2,800,000円
(間接経費)
840,000円

老化細胞では、マクロファージによる貪食に重要なホスファチジルセリンのフリッパーゼ遺伝子であるATP11Cの発現減少が認められた。しかし、ATP11C、および関連遺伝子ATP11A・Bの過剰発現・発現抑制でも、老化細胞におけるホスファチジルセリンの膜表面への露出には大きな影響を認められなかった。さらに、フリッパーゼの機能に必須であるカルシウムシグナルの阻害では老化細胞におけるホスファチジルセリンの膜表面への露出は抑制できなかった。これらの結果は老化細胞におけるホスファチジルセリンの膜表面への露出にはこれまでに報告とは全く異なるメカニズムが存在する可能性が考えられた。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-16K15238/16K15238seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-16K15238
ID情報
  • 課題番号 : 16K15238
  • 体系的課題番号 : JP16K15238