共同研究・競争的資金等の研究課題

2014年4月 - 2016年3月

DNA損傷応答における細胞運命振り分け機構の解明

日本学術振興会  科学研究費助成事業 若手研究(B)  若手研究(B)

課題番号
26860195
体系的課題番号
JP26860195
配分額
(総額)
3,900,000円
(直接経費)
3,000,000円
(間接経費)
900,000円

本研究では、DNA損傷応答における細胞運命決定の分子機構の解明を試みた。まず、DNA修復経路を抑制したところ、Chk1を介したG2期チェックポイントの活性化の持続が延長するとともに、細胞老化誘導が促進された。次に、遺伝子操作によりG2期チェックポイント活性化の持続時間を調節した結果、細胞老化の誘導は持続時間の長さに依存して促進されることを見出した。さらに、早老症患者由来の細胞では、G2期チェックポイントの活性化の持続延長とともに、細胞老化誘導の促進が認められた。
この成果により、Chk1を介したG2期チェックポイントの活性化の持続時間が細胞老化への運命決定を制御することが明らかになった。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-26860195/26860195seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-26860195
ID情報
  • 課題番号 : 26860195
  • 体系的課題番号 : JP26860195