2015年10月 - 2019年3月
母子分離による脳の形成不全に対する代理母の効果-ラットを用いた形態機能学的解析
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
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- 課題番号
- 15K11659
- 配分額
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- (総額)
- 4,550,000円
- (直接経費)
- 3,500,000円
- (間接経費)
- 1,050,000円
代理母による養育が脳の形成・成熟に与える影響について,脳内化学物質を指標としてラットを用いて調べた.また,思春期に相当するラットを円筒内に拘束し,そのストレスからの回復に対する代理母の影響を調べた.
実仔の養育経験のあるメスに養育されたラットにおいて,いくつかの領域(分界条床核,室傍核,扁桃体核)のCRF細胞数が減少していた.一方,拘束ストレス後のCRF細胞数は増加していた.
以上のことから養育経験のあるラットによる養育は仔ラットの脳の形成に何らかの影響を及ぼしている可能性が示唆されたが,他の代理母による影響や他の脳内化学物質,他の領域についても解析し,脳の形成・成熟を総合的に解明する必要がある.
実仔の養育経験のあるメスに養育されたラットにおいて,いくつかの領域(分界条床核,室傍核,扁桃体核)のCRF細胞数が減少していた.一方,拘束ストレス後のCRF細胞数は増加していた.
以上のことから養育経験のあるラットによる養育は仔ラットの脳の形成に何らかの影響を及ぼしている可能性が示唆されたが,他の代理母による影響や他の脳内化学物質,他の領域についても解析し,脳の形成・成熟を総合的に解明する必要がある.
- ID情報
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- 課題番号 : 15K11659