共同研究・競争的資金等の研究課題

2020年4月 - 2024年3月

ストック・オプションの会計処理―費用配分の在り方と資本と利益の関係―

文部科学省  科学研究費補助金  若手研究

課題番号
20K13640
体系的課題番号
JP20K13640
担当区分
研究代表者
配分額
(総額)
4,160,000円
(直接経費)
3,200,000円
(間接経費)
960,000円

本研究の目的は、ストック・オプション(Employee Stock Options;ESO)の会計処理を題材として、ある会計処理の問題が、他の個別基準に関する規範的・記述的研究や今後の基準設定(個別の会計基準)に与える波及効果を検討することである。というのも、ESOの会計処理は、国内外の会計基準で違いが見られるものの、その会計処理の差異は基準設定上も未だに解消されておらず、また、先行研究でも、ESOの会計処理について何が問題解決の争点となるのか、未だ明らかにされていない。
そこで、本研究では、(a) ESOの会計処理を規定する際に有効となる視点とその論拠、(b)その視点が複数存在する場合、それぞれの優劣関係と、優先劣後関係がESOの会計処理に与える制約、を検討する。そのうえで、他の個別基準に関する規範的・記述的研究や今後の基準設定(個別の会計基準)に与える波及効果を分析する。
昨年は、このうち、(a)に関連した拙稿、①「株式報酬費用の期間配分」『高崎経済大学論集』64(3)、②「ストック・オプション取引における資本説の起源―実務対応報告第41号「取締役の報酬等として株式を無償 交付する取引に関する取扱い」における没収を題材にして― 」『ディスクロージャー&IR』(17)および(18)を公表した。
さらに、これまでのすべての拙稿について、研究のとりまとめを行っており、母校である早稲田大学の先生と毎週検討会を行っている。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-20K13640
ID情報
  • 課題番号 : 20K13640
  • 体系的課題番号 : JP20K13640

この研究課題の成果一覧

論文

  4

講演・口頭発表等

  4