2018年11月
天文学習で活用できる日時計アプリケーション教材の開発-中学校理科における授業実践を通して-
理科教育学研究
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- 巻
- 59
- 号
- 2
- 開始ページ
- 253
- 終了ページ
- 264
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.11639/sjst.18033
- 出版者・発行元
- 一般社団法人 日本理科教育学会
本研究では, 太陽の動きを日時計の影で簡便に表示できる日時計アプリケーションを開発し, 中学校において季節が変化する原因を学ぶ授業で使用した。生徒の教材に関する理解度と教材に対する有用感, 天文学習に関する興味関心の高まりを基に, 教材としての有用性を検証した結果, 以下の3点が明らかとなった。1)生徒は, 授業を通して季節が変化する原因を理解し, 知識と知識を繋げて説明することができた。2)生徒は, 日時計アプリを役に立つ教材と考え, 予想を検証する目的で使いたいと考えていた。3)自主観測会への参加率は, 授業で日時計アプリを使用した学級が最も高く, ほぼ全生徒が最後まで継続観測することができた。以上のことから, 本研究で開発した日時計アプリケーションは, 天文学習で活用できる教材であることが示唆された。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.11639/sjst.18033
- ISSN : 1345-2614
- eISSN : 2187-509X
- CiNii Articles ID : 130007529666
- CiNii Books ID : AA11406090
- CiNii Research ID : 1390564238052970368