共同研究・競争的資金等の研究課題

2021年4月 - 2024年3月

テクノロジー時代の人間の条件――アーレント思想の応用可能性

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
21K00042
体系的課題番号
JP21K00042
担当区分
研究分担者
配分額
(総額)
4,160,000円
(直接経費)
3,200,000円
(間接経費)
960,000円

本研究は、アーレントの思想におけるテクノロジーの問題を多角的に研究していくことを目的としており、一年目の昨年は、研究代表者、研究分担者、研究協力者が参加するオンライン研究会を計4回開催することができた。
また、2022年3月には、日本アーレント研究会春の定例会にて、シンポジウム「アーレントと宇宙科学」に、研究代表者の木村が特定質問者として登壇し、本科研費より登壇者への謝金を助成した。
各人の個人研究という点では、代表者である木村は、編集委員として参加した『ハイデガー事典』(昭和堂)において、「ヨナス」や技術に関わる「交渉」・「対象」・「~のために」・「配視」などの項目を執筆した。また、戸谷は『ハンス・ヨナス 未来への責任:やがて来たる子どもたちのための倫理学』、『スマートな悪:技術と暴力について』、『ハンス・ヨナスの哲学』という本研究にも関係する3冊の著書を刊行し、百木は、単著『嘘と政治: ポスト真実とアーレントの思想』や共著『フューチャー・デザインと哲学:世代を超えた対話』、論文「スマホとデジタル全体主義」という本研究に関係するテキストを発表した。
また、渡名喜は、レヴィナスを主題とした大部の論集を編者として刊行するだけではなく、「遠隔時代における身体 シャマユー/レヴィナスとともに」を発表し、三浦は論文「悪と忘却の穴の問題――『エルサレムのアイヒマン』再考」を執筆しただけではなく、共著『フランス・バカロレア式 書く!哲学入門』を出版した。さらに奥井は英語での共著論文を執筆するほか、三浦の『活動の奇跡:アーレント政治理論と哲学カフェ』や、森一郎『ポリスへの愛』というアーレントを主題とした書籍の書評を執筆し、また英語と日本語で複数の口頭発表を行った。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-21K00042
ID情報
  • 課題番号 : 21K00042
  • 体系的課題番号 : JP21K00042

この研究課題の成果一覧

講演・口頭発表等

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学術貢献活動

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