論文

2016年4月

A Comparative Study of University Education: Fostering Liberal Arts Competencies between Japan and the United States

『比較文化研究』
  • Shingo Hanada
  • ,
  • Katsunori Fujoka

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愛媛大学とワシントン大学ボゼル校(UWB)において、本研究者が参画して試験的に実施した汎用的資質の涵養を目指した教育方法と効果について比較考察した。愛媛大学では、異なる専門分野の学生によるグループ・ダイナミクスを重視した教育方法が採用され、UWBでは実践型の専門教育を樹脂した教育方法が用いられた。その結果、後者において、学生がより意識的に汎用的資質の必要性を認識し、深いレベルで涵養に取り組んでいたことが明らかとなった。以上から、学生の汎用的資質の涵養は、一般教育と専門教区で個別に行うのではなく、双方を有機的に結び付けることで、より効果的な教育になるという一つの仮説が提唱される。

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