2019年3月
全国の医療機関と教育機関における看護診断・成果・介入の実態
看護診断
- ,
- ,
- ,
- ,
- ,
- ,
- 巻
- 24
- 号
- 1
- 開始ページ
- 32
- 終了ページ
- 39
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 日本看護診断学会
全国の100床以上の医療機関2526施設および教育機関1011施設を対象に、看護診断・成果・介入の使用の実態とその使用に関する質問紙調査を実施した。666の医療機関、291の教育機関より調査票の返送があった。医療機関において看護過程の記録を紙媒体のみ、または電子カルテと紙媒体の併用をしているとした施設は16.2%であった。医療機関においては電子カルテ化が進んでいたが、教育機関において看護診断を教授しているのは137校(47.1%)であった。医療機関においても看護成果分類(NOC)、看護介入分類(NIC)の普及は進んでおらず、教育機関においてもNOCやNICは浸透していなかった。医療機関の課題としては、「不十分な看護記録内容およびその監査」「看護記録に関する管理・運用上の困難および現任教育の限界」など、教育機関の課題としては「教員側の看護家庭教授の困難さ」「学生側の能力不足と大きな負担」などがあることが示された。
- ID情報
-
- ISSN : 1341-3007
- 医中誌Web ID : 2020127115