2013年4月 - 2016年3月
外傷急性期凝固異常の治療法確立とダメージ関連分子パターンに注目した急性期病態解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
重症外傷患者では受傷後早期より凝固異常を約1/4に合併する。大量出血を伴う外傷患者における凝固異常は現在の重症外傷診療における中心的課題であり、その病態解明と治療法確立を目的とした。
外傷急性期において、alarminsであるミトコンドリアDNAは組織損傷に伴い血中に放出され、炎症・凝固線溶反応および臓器障害と関係することを明らかにした。また、多施設観察研究により、受傷後3時間以内のトラネキサム酸投与、6時間以内のFFP/RBC比≧1の輸血により、重症外傷患者の28日死亡率低下を明らかにした。
重症外傷診療における中心的課題である凝固異常の病態と治療法確立への新たな展開を得た。
外傷急性期において、alarminsであるミトコンドリアDNAは組織損傷に伴い血中に放出され、炎症・凝固線溶反応および臓器障害と関係することを明らかにした。また、多施設観察研究により、受傷後3時間以内のトラネキサム酸投与、6時間以内のFFP/RBC比≧1の輸血により、重症外傷患者の28日死亡率低下を明らかにした。
重症外傷診療における中心的課題である凝固異常の病態と治療法確立への新たな展開を得た。
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 25462810
- 体系的課題番号 : JP25462810