2019年6月 - 2022年3月
AI霊長類学者の誕生を目指した行動観察システムの確立
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的研究(萌芽) 挑戦的研究(萌芽)
霊長類研究者は、1頭1頭異なるサルの顔と名前を覚え(個体識別)、サルの後を追って行動をノートに記録することで、サルの社会関係の把握を行ってきた。我々の究極の目的は、これまで霊長類学者が行ってきたデータ収集を機械によって代替可能にすることにある。
2019年度は、大阪大学大学院 人間科学研究科 附属比較行動実験施設 神庭の滝ニホンザル観察所(岡山県真庭市)に36回(計93日)滞在し、勝山ニホンザル集団を対象とした調査を行った。勝山ニホンザル集団は166頭からなる集団であり(2019年9月30日時点)、研究者はこれらの個体を個体識別することができる。2019年度は、この集団を対象に、個体識別の情報を加えた画像を59028枚撮影した。さらにこれらの個体が移動する姿を動画として記録することができた。これらの映像と深層学習を用いて、識別器を作成した。
2019年度は、大阪大学大学院 人間科学研究科 附属比較行動実験施設 神庭の滝ニホンザル観察所(岡山県真庭市)に36回(計93日)滞在し、勝山ニホンザル集団を対象とした調査を行った。勝山ニホンザル集団は166頭からなる集団であり(2019年9月30日時点)、研究者はこれらの個体を個体識別することができる。2019年度は、この集団を対象に、個体識別の情報を加えた画像を59028枚撮影した。さらにこれらの個体が移動する姿を動画として記録することができた。これらの映像と深層学習を用いて、識別器を作成した。
- ID情報
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- 課題番号 : 19K22456
- 体系的課題番号 : JP19K22456