2018年8月29日
自由放流端を有する横引き管の排水能力に関する実験的検討
第73回土木学会全国大会年次学術講演会
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 口頭発表(一般)
- 主催者
- 土木学会
- 開催地
- 北海道大学
次元解析的検討に基づき,排水能力が最大となるための条件,水温変化に伴う動粘性係数の変化を考慮して入口での損失係数に対するレイノルズ数の影響について検討した.その結果,管路長さ/管路径(L/D)が10以下になると,常に開水路状態となることを明らかにした.また,L/D=15~20での流量係数Cdが最も大きくなる範囲であることを明らかにした.動粘性係数の変化に伴うレイノルズ数の変化による入口での損失係数への影響は無視できるほど小さいことが明らかになった.さらに,水路幅/管径(B/D)が4.0の場合と3.1の場合でfeの値が異なり,B/D=3.1の方がfeの値が大きくなる傾向を示した.なお,Cdの値はfeに示されるほどの差異には至らないことを示した.