論文

査読有り 筆頭著者
2018年11月25日

落差直下流部に形成される跳水内部の流速特性に対する落差形状の影響

土木学会論文集B1(水工学)
  • 安田陽一、篠崎遼太

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5
記述言語
日本語
掲載種別
研究論文(学術雑誌)

落差構造物の下流側における流れの減勢および河床保護を考える上で,落差直下流部で形成される跳水の流速特性を明らかにする必要がある.本研究では,与えられた相対落差(限界水深に対する落差高さ)に対して落差下流側の形状を変化させ,跳水内部の流速特性に対する落差形状の影響を実験的に検討した.その結果,落差形状および相対落差によって,落差部背面における剥離域の形成領域が異なり,それに伴う流入条件の違いが跳水内部の最大流速の減衰状況に寄与していることを明らかにした.さらに,跳水内部の主流位置について,落差形状の影響に比べて相対落差による影響が卓越していることを示した.

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