2014年3月15日
重要タスクの応答時間を短縮するリアルタイムスケジューリング
情報処理学会研究報告, EMB
- 巻
- 2014-EMB-32
- 号
- 2
- 開始ページ
- 1
- 終了ページ
- 6
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)
- 出版者・発行元
- 一般社団法人電子情報通信学会
周期タスクに対する代表的なリアルタイムスケジューリング法として,Rate Monotonic(RM)とEarly Deadline First(EDF)がある.RMはタスクの重要度を周期として反映させることにより重要タスクのジッタや応答時間を短く保つことが可能であるが,重要度とは無関係に周期を設定することは困難であり,さらにプロセッサを100%まで使用することが不可能である.EDFは100%のプロセッサ使用率を可能とするが,タスクの重要度を反映することが不可能であり,特定の重要なタスクのジッタや応答時間を短く保つことができない.本稿では,各タスクが周期と独立した重要度を持つ場合に,重要タスクの応答時間を短縮するスケジューリング方法である適応型EDFに対し,2つの改良方法を提案する.シミュレーションによる評価では,2つの提案改良方法を組み合わせることにより,従来の適応型EDFに対して平均応答時間が最大で29.2%短縮した.
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/110009862005
- ID情報
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- ISSN : 0913-5685
- CiNii Articles ID : 110009862005
- identifiers.cinii_nr_id : 9000272645929