2007年3月
生命健康科学部学生の自己教育力育成に関する研究(第1報)入学時における自己教育力の実態
中部大学生命健康科学部紀要
- 巻
- 3
- 号
- 開始ページ
- 13
- 終了ページ
- 19
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(大学,研究機関等紀要)
- 出版者・発行元
- 中部大学
学生の自己教育力育成を目的とした保健看護学科の自己教育力研究チームは、本学生命健康科学部の平成18年度入学生を対象に、自己教育力とその関連要因の入学時の実態を質問紙調査した。その結果、以下のような特徴がみられた。1.自己教育力の総得点は、生命医科学科より保健看護学科の方が有意に高かった。2.自己教育力の4側面のうち、側面II「自己の対象化と統制」、側面III「学習の技能と基盤」、側面IV「自信・プライド・安定性」の得点は、生命医科学科より保健看護学科の方が有意に高かった。3.自己教育力の各側面(I,II,III,IV)の得点は、側面I「成長・発展への志向」が最も高く、側面IVが最も低かった。4.関連要因として調査した自己効力感及び自尊感情の得点は、両学科間に有意差は認められなかった。今後は、縦断的に自己教育力、自己効力感、自尊感情等を継続して調査し、教育との関連性を総合的に検討していく必要がある。
- リンク情報
- ID情報
-
- ISSN : 1880-3040
- CiNii Articles ID : 110006607733
- CiNii Books ID : AA12059946