2008年11月
建築廃木材の輸送コストと破砕処理コスト
木材学会誌
- 巻
- 54
- 号
- 6
- 開始ページ
- 352
- 終了ページ
- 357
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.2488/jwrs.54.352
- 出版者・発行元
- The Japan Wood Research Society
建築廃木材の解体現場から中間処理工場までの輸送コスト,中間処理工場の破砕処理コスト,破砕チップの再資源化工場までの輸送コストを検討した。建築廃木材,破砕チップの各輸送コストは,1日の往復回数が増大することにより大きく低減した。また,建築廃木材の輸送コストは破砕チップの約2倍高くなった。破砕チップの輸送コストは,1日1往復区間のような遠隔地において,帰り荷利用率が高まることにより特に低減額が大きかった。建築廃木材と破砕チップの全輸送コストは,中間処理工場の立地場所の及ぼす影響が大きかった。全輸送コストは,建築廃木材と破砕チップ輸送における1日の各往復回数および破砕チップの帰り荷利用率から試算された。破砕処理コストは,中間処理工場の規模を年間処理量2万tから5万t,10万tに拡大することにより大きく低減した。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.2488/jwrs.54.352
- ISSN : 0021-4795
- ISSN : 1880-7577
- CiNii Articles ID : 10029787467
- CiNii Books ID : AN00240329