2019年4月 - 2022年3月
VOC個別成分濃度の実態に基づく大気汚染物質濃度予測の高精度化
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
2019年秋から2020年夏まで各季節2日間ずつ、東京都区内の5地点において、大気中のVOC個別成分濃度の観測を行った。また、同期間を対象に、大気質シミュレーションを実行した。シミュレーションによるVOC濃度計算値は過小評価であり、関東地方外からの輸送の影響が示唆された。反応性の高いVOC成分のうち、Alkeneは過小評価、Aromaticは過大評価であり、それぞれ燃料の漏出と塗料からの排出量の影響が示唆された。VOC濃度計算値と観測値の乖離がオゾン濃度計算値に及ぼす影響を解析したところ、最大で5ppb程度の違いを生じさせることが明らかになった。
- ID情報
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- 課題番号 : 19H04287
- 体系的課題番号 : JP19H04287
この研究課題の成果一覧
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論文
1-
大気環境学会誌 57(2) 35-52 2022年 査読有り
講演・口頭発表等
3-
第64回大気環境学会年会 2023年9月
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第61回大気環境学会年会 2020年9月
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第61回大気環境学会年会 2020年9月