2017年
北海道日高海岸北部から確認された17世紀の津波堆積物
第四紀研究
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- 巻
- 56
- 号
- 1
- 開始ページ
- 1
- 終了ページ
- 9
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.4116/jaqua.56.1
- 出版者・発行元
- 日本第四紀学会
<p>北海道日高海岸北部において津波堆積物の調査を行った.その結果,クロスナや泥炭層中に17世紀の砂質イベント層が挟在することが明らかになった.イベント層は内陸へ薄層化および細粒化する傾向を示し,現在の海岸線から内陸方向へ約150m, 標高3.86mの地点まで分布する.珪藻分析の結果,イベント層では下位の泥炭に比べて外洋指標種のThalassionema nitzschioidesが多産する傾向を示した.これらの特徴は,このイベント層が津波によって形成されたことを示している.このイベント層はごく薄い泥炭層やクロスナ層を挟んでUs-b火山灰(AD1663)の直下にあり,17世紀前期〜中期に堆積したと推定される.</p>
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.4116/jaqua.56.1
- ISSN : 0418-2642
- CiNii Articles ID : 130006318436
- CiNii Books ID : AN0034136X