基本情報

所属
岐阜大学 応用生物科学部 附属岐阜フィールド科学教育研究センター 准教授
応用生物科学研究科 准教授
学位
Master

J-GLOBAL ID
200901090597452311

外部リンク

光環境が更新樹の分布と伸長成長に及ぼす影響/温帯林主要の更新稚樹を対象として、光環境と伸長成長の関係について調査し、光-成長式を作成した。また、実際の天然更新地の稚樹の成長の資料を用い、それらの式から稚樹の伸長成長を推定した。更新初期林分の動態を、光-成長、光―枯死率の関係式からシミュレーションし、現実に近く推定できることを示した。/森林の立地環境の解析/富山県の天然林を対象として約300地点の天然林毎木調査資料をもとにブナ林の分布環境と成長の特性について検討した。富山県では、コナラ、アカマツ、ミズナラ、ブナが明瞭な垂直分布帯を形成しており、それらの分布は吉良の温量指数によってよく説明された。4樹種の垂直分布と斜面方位との関係についてみると、いずれの樹種も分布帯の下部で斜面北側に多く標高帯が高くなるに従い南斜面で多く分布する傾向が認められた。ブナ二次林では、いずれも時間の経過とともに森林蓄積およびブナの優占度が増加した。/森林の長期モニタリング/天然林の長期的な動態を明らかにする目的で、各地(富山県内の二次林に20箇所、立山に7箇所、ほか位山演習林)に固定調査地を設置し、調査地のメンテナンスと再測を継続している。15年以上計測を続けている調査地もある。一般的に天然林では、時間の経過とともに立木本数が減少し、森林材積は増加していく。小さいサイズの立木ほど成長量は小さく枯死率が高くその関係は数式で近似できる。陰樹と陽樹が混交している森林では時間の経過とともに陰樹の優占度が増加する。オオシラビソなど、森林帯の分布の下限付近で枯死が進行しており温暖化の影響が示唆されている。/天然林の再生技術の開発/立山のアルペンルート沿線で人為な影響によってブナ林が衰退した箇所で、ブナ林の再生を試みた。林床における光の空間分布を調査し、ブナの光環境と成長の関係から作業方針を決めた。主な作業は、林床に繁茂していたササ類の整理と更新稚樹の刈だし、現地産ブナ苗の植栽であった。保育作業をほとんどしない「植えっぱなし」であったが、植栽ブナの生存率はいずれの地点でも90%を越え、苗高はササの高さを上回った。ブナの苗高は光環境とブナの伸長成長速度から当初推定した値とほぼ一致した。/森林内の光環境の計測技術の開発/全天写真を用いて光環境を推定する方法は低コストで簡便ではあるが、画像処理の際の二階調化時に人為的な誤差を生み大量地点の計測には不向きであるという問題点があった。本研究では二階調化を自動的に行う計算方法と、それを組み込んだアプリケーションソフトを開発しデジタルカメラで撮影された全天写真を用い高い精度で効率的な光環境計測を可能にした。

学歴

  3

論文

  29

MISC

  11

講演・口頭発表等

  18

共同研究・競争的資金等の研究課題

  6

産業財産権

  1

社会貢献活動

  7