2017年
ヤマアラシと人とものをめぐるコンタクト・ゾーン:サラワクにおける複数種のランドスケープ
日本文化人類学会研究大会発表要旨集
- 巻
- 2017
- 号
- 開始ページ
- F04
- 終了ページ
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.14890/jasca.2017.0_F04
- 出版者・発行元
- 日本文化人類学会
マレーシア・サラワク州(ボルネオ島)の森林開発の果てに現れた油ヤシ農園を餌場としてヤマアラシが生き延びる一方で、先住民たちがヤマアラシを野生下で狩猟したり、飼育下で殺したりして、その胃石を市場へと売っている。コンタクト・ゾーンの観点から見れば、複数種とものとの創発的な出会いが、市場経済、相互依存、権力関係、野生と飼育などの諸要素を孕みながら、予期できないランドスケープを生みだしていることになる。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.14890/jasca.2017.0_F04
- CiNii Articles ID : 130005681412