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査読有り
2011年3月

【透析フットケアのすべて】 透析患者の末梢血管疾患(peripheral arterial disease、PAD) 単核細胞移植

大阪透析研究会 大阪透析研究会会誌
  • 小山 英則
  • ,
  • 庄司 拓仁
  • ,
  • 福本 真也

29
1
開始ページ
27
終了ページ
31
記述言語
英語
掲載種別
記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)

末梢血管疾患(peripheral arterial disease)は、下肢動脈の閉塞・狭窄により末梢循環が障害され、歩行時の疼痛、安静時痛、潰瘍・壊疽などをきたす疾患である。その中でも安静時痛、潰瘍・壊疽を呈する重症下肢虚血は予後不良で、一般的に1年の下肢切断率が25%、心血管疾患を中心とした死亡率が25%と報告されている。重症下肢虚血患者の治療としては、血行再建術が必須であり、外科的バイパス術および血管内治療がまず検討されるべきである。しかしながら、これらの患者の多くが慢性腎不全、糖尿病などを合併しており、膝関節より末梢の病変を有していることが多く、必ずしも血行再建は容易ではない。近年、自家骨髄単核細胞移植・末梢血単核細胞移植が、血行再建困難な症例に試みられてきた。この治療法は移植単核細胞により末梢組織の血管新生を誘導し、血流を改善することを期待したものである。われわれの成績では、骨髄単核細胞移植、末梢血単核細胞の有効性はそれぞれ

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ID情報
  • ISSN : 0912-6937

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