2008年 - 2011年
睡眠時の口腔咽頭食道内の酸のクリアランスと酸関連上部消化器疾患に対する咬合の影響
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
- 課題番号
- 20390524
- 体系的課題番号
- JP20390524
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
-
- (総額)
- 18,980,000円
- (直接経費)
- 14,600,000円
- (間接経費)
- 4,380,000円
- 資金種別
- 競争的資金
良好な咬合と睡眠時の唾液流出率、口腔咽頭食道内の酸のクリアランス、酸関連上部消化器疾患との関連を調べた結果、
(1)骨格性下顎前突症患者では、胃食道逆流症(以下GERD症状)が有意に多く、咬合力は有意に弱く、咬合接触面積は有意に狭く、咬合機能の低下とGERD症状が関連していた。
(2)成人健常者の食道内へ、人為的な酸の注入を行うと、睡眠時ブラキシズムが惹起された。
(3)ブラキシズム患者に、上部消化管の内視鏡検査を行った結果、胃食道逆流症(以下GERD)の罹患率が有意に高かったが、食道炎の程度や消化器症状は比較的軽度であった。
以上の一連の研究により、良好な咬合は、唾液の流出率を増加させ、咽頭や食道内の酸のクリアランスを高め、GERDの発症を抑制する可能性が示唆された。
(1)骨格性下顎前突症患者では、胃食道逆流症(以下GERD症状)が有意に多く、咬合力は有意に弱く、咬合接触面積は有意に狭く、咬合機能の低下とGERD症状が関連していた。
(2)成人健常者の食道内へ、人為的な酸の注入を行うと、睡眠時ブラキシズムが惹起された。
(3)ブラキシズム患者に、上部消化管の内視鏡検査を行った結果、胃食道逆流症(以下GERD)の罹患率が有意に高かったが、食道炎の程度や消化器症状は比較的軽度であった。
以上の一連の研究により、良好な咬合は、唾液の流出率を増加させ、咽頭や食道内の酸のクリアランスを高め、GERDの発症を抑制する可能性が示唆された。
- リンク情報
- ID情報
-
- 課題番号 : 20390524
- 体系的課題番号 : JP20390524