2015年4月 - 2018年3月
胃食道逆流と関連する睡眠時ブラキシズムのPPI治療関連因子の探索
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
睡眠時ブラキシズム(SB)患者に対してPPIを投与して有用性を検討するとともに、上部消化器の症状や所見を調査した。 SB患者12名に対してPPIまたはプラセボの経口投与を5日間行った。ベースラインにおける筋電図バースト頻度とSBエピソード頻度はそれぞれ65.4および7.0回/時であった。FSSGスコアは8.4で、逆流性食道炎が6名に認められた。筋電図バーストやSBエピソード、歯ぎしり音の頻度はPPI投与によって有意に減少したが、嚥下に関しては有意な変化は認められなかった。本研究はこの領域の早期第II相試験に該当すると考えられ、SBに対する薬物治療に関して一定の概念証明ができたと考えられる。
- リンク情報
- ID情報
-
- 課題番号 : 15K11350
- 体系的課題番号 : JP15K11350