2001年 - 2002年
地球温暖化対策における二酸化炭素の海底固定化技術・包接水和物有効利用に関する研究
日本学術振興会 科学研究費補助金 基盤研究(C) 基盤研究(C)
地球温暖化現象による環境問題は世界で深刻な問題になっている。典型的な温暖化ガスは二酸化炭素であり、世界規模で、人間1人当たり平均10 kgの二酸化炭素を産出し、快適な生活を維持しているのが現状である。この二酸化炭素ガスの処理は地球規模で重要な問題である。, この地球温暖化効果ガスの二酸化炭素を吸収する液体として、2-アミノエタノール水溶液とシクロヘキンルアミン水溶液がある。二酸化炭素を吸収した溶液を沸騰させて、蒸気を冷却凝縮させ、二酸化炭素だけを気体として取り除けば、溶液を再生できる。このプロセスを設計及び運転する時、その溶液の気液平衡が必要になる。本研究では、2-アミノエタノール水溶液とシクロヘキシルアミン水溶液の気液平衡を大気圧で測定した。, さらに、濃縮回収した二酸化炭素を海底に固定化するには、海底に存在するメタン/エタンハイドレート層に固定し、メタン/エタンを回収し有効利用する技術が望まれる。そこで、エタン+2-ブタノール混合物の高圧平衡と密度を静置型循環装置を用いて温度313.15 Kで測定した。この装置は3つのデジタル密度計を備え、気液液平衡の測定が可能であり、温度400 K、圧力20 MPaまで使用できる。今回の測定では、臨界点近傍の高圧液液平衡と高圧気液液平衡も測定した。組成分析にはガスクロマトグラフを用い、密度測定にはデジタル密度計を使用した。さらに、得られた高圧平衡物性をSRK状態方程式と擬キュービック状態方程式で相関した。
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- 課題番号 : 13650818
- 体系的課題番号 : JP13650818