2006年
長方形の入れ子構造による階層型データ視覚化手法の計算時間および画面占有面積の改善
可視化情報学会論文集
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- 巻
- 26
- 号
- 6
- 開始ページ
- 51
- 終了ページ
- 61
- DOI
- 10.3154/tvsj.26.51
- 出版者・発行元
- The Visualization Society of Japan
階層型データの視覚化は, さまざまな分野の大規模データの理解, 分析, 検索, 監視などの目的で有用である. 筆者らは, 葉ノードをアイコンで, 枝ノードを入れ子状の長方形で表現する新しい階層型データ視覚化手法に着目している. この視覚化手法において重要な技術は, 枝ノードを表現する長方形群を有効に画面配置する技術である. 本論文は, 階層型データの視覚化を目的とした長方形群の画面配置に関する改良手法を提案する. 提案手法では, すでに画面配置されている長方形の辺を延長する線分を用いて画面空間を格子状に分割したデータを生成する. そして, その格子分割データを参照しながら, 残りの長方形の候補位置を高速に算出し, その中から最適な位置に長方形を配置する. 本論文では, 提案手法による長方形の画面配置結果を数値評価し, 従来の階層型データ視覚化手法に対する優位性を実証する.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.3154/tvsj.26.51
- ISSN : 1346-5260
- CiNii Articles ID : 130004438179