2006年1月
介護認定申請者における要介護度別歯科疾患の実態および歯科的治療ニーズに関する研究
新潟歯学会雑誌
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- 巻
- 35
- 号
- 2
- 開始ページ
- 209
- 終了ページ
- 214
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 新潟歯学会
介護認定者の歯科疾患の実態と歯科的治療ニーズを把握・評価するため,要介護度を踏まえた検討を行った.対象は新潟県内の同一保険医療福祉圏内の7市町村に在住し,2002年10月から12月の間に介護認定申請をした368名(平均年齢81歳)で,調査結果を分析し,以下の結論を得た.1)平均残存歯数と要介護度には相関関係はない,2)要介護度が上がると要抜去歯が有意に増加する傾向がある,3)歯科的治療ニーズ患者割合(要歯科治療・要専門的口腔ケアは89.4%),4)要介護状態になってから歯科を受診した患者割合は35.3%.以上より,歯科治療の必要性と実際の受診状況には大きな隔たりがあることが分かった
- ID情報
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- ISSN : 0385-0153
- 医中誌Web ID : 2006220226