2012年4月 - 2015年3月
酸味・塩味受容細胞の味蕾内情報伝達系と分化制御機構の解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
我々は味蕾細胞の分化におけるMash1の機能に注目して、Mash1ノックアウトマウス軟口蓋味蕾における味細胞マーカーの発現や転写因子の発現変化を検索した。本研究では、さらにGABAの合成酵素の1つであるGAD67の発現変化についての検索を行った。Mash1ノックアウトマウスとGAD67-GFPマウスを交配させたマウスの軟口蓋の味蕾ではGAD67の発現が完全に消失していた。Mash1ノックアウトマウスの軟口蓋の味蕾ではDlx5の発現が消失していたことから、GAD67の発現は味蕾においても中枢神経系と同様な転写制御因子のカスケードが存在していることが示唆された。
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- 課題番号 : 24592774
- 体系的課題番号 : JP24592774