2020年4月 - 2025年3月
クリーンルーム入室患者への慈悲とマインドフルネス瞑想による介入効果
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究は,本研究は,クリーンルームに入室している血液疾患患者に,慈悲とマインドフルネス瞑想を行い,患者の闘病意欲を高め,QOL向上維持しながら疾患への適応を促すことを目的とする。マインドフルネスとは,今ここに集中しリラックスした状態を意識的に作ることであり,「慈悲の瞑想」は,肯定的な感情を育み,希望・環境統制・自己受容を促し,人生満足感を増加させる。有光ら(2019)は,この両者に着目し「慈悲とマインドフルネスによる瞑想法」を発案し,自分自身を慈しむことで抑うつや不安を軽減させることを明らかにしている。クリーンルーム入室患者は,がん告知後の危機的状況にも関わらず,閉鎖環境での孤独な闘病生活を強いられ,長期的な副作用を伴う治療を受ける。このような環境に置かれた患者自身が,慈悲とマインドフルネス瞑想法を習得できれば,闘病生活における副作用や精神的苦痛をセルフコントロールにより軽減できると考えられる。
初年度は,研究者が所属する施設の倫理審査を受け研究の許可を得た。IPadは初年度購入し,有光(2019)が提唱する「慈悲とマインドフルネス瞑想」を業者に依頼し,ビデオ収録し,講習したIPadに入力した。この作業が終了後し,クリーンルーム入室患者(対象者)のリクルートおよびIPadを使用しての介入を行ってきた。
現状,介入群3,非介入群3である。COVIT‐19の影響でクリーンルームへの入室が数か月禁止となった時期もあるためデータ収集は少ない状況にある。引き続き対象者のリクルートを施設管理者と共同し進めている。
初年度は,研究者が所属する施設の倫理審査を受け研究の許可を得た。IPadは初年度購入し,有光(2019)が提唱する「慈悲とマインドフルネス瞑想」を業者に依頼し,ビデオ収録し,講習したIPadに入力した。この作業が終了後し,クリーンルーム入室患者(対象者)のリクルートおよびIPadを使用しての介入を行ってきた。
現状,介入群3,非介入群3である。COVIT‐19の影響でクリーンルームへの入室が数か月禁止となった時期もあるためデータ収集は少ない状況にある。引き続き対象者のリクルートを施設管理者と共同し進めている。
- ID情報
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- 課題番号 : 20K10718
- 体系的課題番号 : JP20K10718
この研究課題の成果一覧
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論文
1-
Japanese Journal of Complementary and Alternative Medicine 19(2) 87-96 2022年9月 査読有り最終著者