2006年3月30日
東南アジア山岳地帯における道路工事と緑化について
信州大学農学部AFC報告
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- 巻
- 号
- 4
- 開始ページ
- 77
- 終了ページ
- 82
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 信州大学農学部
東南アジア山岳地帯における道路工事と緑化の現況を把握するため,ベトナム北部山岳地帯を調査した。現地踏査を2004年と2005年の秋季に行い,工法や利用されている植物を調査した。ベトナム北部においては岩盤を垂直に近く掘削する工法が主で,日本で一般的な牧草類などを用いた緑化ばいっさい観察されなかった。その一方で,キャッサバ,パパイヤ,チャンチンといった食用になる資源植物の植栽は認められた。調査地域では路傍も放牧,食品加工,商いなどの場であることから,のり面緑化も生産緑地として捉える必要がある。経済成長により,今後,東南アジアの国々でも緑化事業の需要が高まる可能性が充分にあるが,少数民族の収入源となるような植物による緑化が,自然環境や文化の保護のためにも望ましい1つの策といえる。
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 1348-7892
- J-Global ID : 200902277696613781
- CiNii Articles ID : 120001087202
- CiNii Books ID : AA11845727