佐々木冠 (SASAKI KAN) - マイポータル

基本情報

所属: 立命館大学言語教育情報研究科教授

学位: 博士（言語学）(筑波大学)

J-GLOBAL ID: 200901020850708192
researchmap会員ID: 1000267496

外部リンク: http://www.ritsumei.ac.jp/~k-sasaki/

研究キーワード

言語学、日本語方言の文法記述、音韻理論、格に関する形態統語論

研究分野

経歴

2009年4月 - 2017年3月

札幌学院大学経営学部・教授
2007年4月 - 2009年3月

札幌学院大学商学部・准教授
2001年4月 - 2007年3月

札幌学院大学商学部・助教授
1999年4月 - 2001年3月

筑波大学文芸・言語学系助手
1997年1月 - 1998年12月

日本学術振興会特別研究員(PD)
1996年1月 - 1996年3月

日本学術振興会特別研究員(DC2)

学歴

- 1996年12月

筑波大学大学院文芸・言語研究科言語学
- 1989年3月

筑波大学第一学群人文学類

委員歴

2019年4月

日本語文法学会大会委員
2013年4月 - 2019年3月

日本語文法学会学会誌委員
2018年4月

The Linguistic Society of Japan Editor
2018年4月

日本言語学会編集委員
2015年8月 - 2016年12月

日本言語学会大会運営委員長
2014年4月 - 2016年12月

日本言語学会大会運営委員
2007年4月 - 2010年3月

日本語文法学会学会誌委員
2009年4月 - 2009年6月

日本言語学会委員
2009年6月

日本言語学会評議員
2005年4月 - 2009年3月

日本音韻論学会理事
2003年4月 - 2009年3月

日本言語学会危機言語小委員会委員

論文

北海道方言における自発語形のゆれ

佐々木冠

KLS (38) 205-216 2018年6月
「陸羽東線沿線地域方言で格助詞『サ』に後接する『バ』」

佐々木冠

札幌学院大学総合研究所紀要 3 23-32 2016年3月
Non-universality of reflexive analysis for anticausativization: Evidence from the Hokkaido dialect of Japanese

佐々木冠

札幌学院大学総合研究所紀要 2 7-29 2015年3月
茨城県神栖市波崎方言における有声重子音回避

佐々木冠

日本学術振興会科学研究費補助金基盤研究(B)『必異原理の射程と効力に関する研究』研究成果報告書 15-24 2015年2月
北海道周辺言語における他動性交替

佐々木冠, 奥田統己, 白石英才

北海道方言研究会40周年記念論文集生活語の世界 128-135 2014年9月
茨城県神栖市波崎の談話

佐々木冠

方言がつなぐ地域と暮らし・方言で語り継ぐ震災の記憶：被災地方言の保存・継承と学びの取り組み 117-168 2014年3月
Another look at sa-insertion in Japanese

佐々木冠

Studies in Phonetics, Phonology and Morphology 19(1) 179-190 2013年4月
茨城県の方言の概観

佐々木冠

平成24(2012)年度文化庁委託事業報告書東日本大震災において危機的な状況が危惧される方言の実態に関する調査研究（茨城県） 11-17 2013年3月
茨城県高萩市高戸

佐々木冠

平成24(2012)年度文化庁委託事業報告書東日本大震災において危機的な状況が危惧される方言の実態に関する調査研究（茨城県） 131-166 2013年3月
茨城県日立市

佐々木冠

平成24(2012)年度文化庁委託事業報告書東日本大震災において危機的な状況が危惧される方言の実態に関する調査研究（茨城県） 167-194 2013年3月
茨城県神栖市波崎

佐々木冠

平成24(2012)年度文化庁委託事業報告書東日本大震災において危機的な状況が危惧される方言の実態に関する調査研究（茨城県） 319-384 2013年3月
Anticausativization in the Hokkaido dialect of Japanese

佐々木冠

Asian and African Languages and Linguistics 7 25-38 2013年3月
Mermaid construction in the Mitsukaido dialect of Japanese

佐々木冠

Adnominal Clauses and the 'Mermaid Construction': Grammaticalization of Nouns. NINJAL Collaborative Research Project Reports 151-177 2013年3月
未然形は存在しないのか

佐々木冠

科学研究費補助金基盤研究(A)「自律調和的視点から見た音韻類型のモデル」研究成果報告書第1部 59-76 2012年3月
Syllable deletion as a prosodically conditioned derived environment effect

佐々木冠

Japanese/Korean Linguistics (18) 214-225 2011年8月
格助詞「サ」＋「バ」

佐々木冠

宮城県・山形県陸羽東線沿線地域方言の研究 2011年3月
Non-universality of reflexive analysis for anticausativization: Evidence from the Hokkaido dialect of Japanese

佐々木冠

『北海道および周辺地域における他動性交替と文法関係』科学研究費補助金（基盤研究(C)）報告書（研究代表者：佐々木冠、課題番号：22520405） 14-37 2011年3月
日本の言語状況

佐々木冠

言語 38(7) 8-15 2009年6月
インターネット上の自発述語におけるサ抜き現象

佐々木冠

『言語学論叢』 (城生佰太郎先生退職記念論文集) 45-60 2009年
Derived environment effect in the case marking system: a case of the Mitsukaido dialect of Japanese

Kan Sasaki

Journal of Language and Culture of Hokkaido (7) 103-118 2009年

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MISC

千葉県南房総市三芳方言

佐々木冠

『全国方言文法辞典資料集』 4 41-50 2018年3月

書籍等出版物

「ヴォイス」「受身」「格」「逆使役」「使役」『明解方言学辞典』木部暢子編

三省堂 2019年4月 (ISBN: 9784385135793)
「第1〜4章へのコメント」『日本語の格標示と分裂自動詞性』竹内史郎・下地理則編.

くろしお出版 2019年3月 (ISBN: 9784874247938)
「ラ行五段化の多様性」『レキシコン研究の新たなアプローチ』岸本秀樹・影山太郎編.

くろしお出版 2019年2月 (ISBN: 9784874247877)
Mitsukaido dialect of Japanese. In: Tsunoda Tasaku (ed.), Levels in Clause Linkage: A Crosslinguistic Survey

Mouton de Gruyter 2018年2月 (ISBN: 9783110516777)
Anticausativization in the northern dialects of Japanese, In: Taro Kageyama and Wesley Jacobsen (eds.), Transitivity and Valency Alternations: Studies on Japanese and Beyond

Mouton de Gruyter 2016年8月
「現代日本語における未然形」『日本語文法研究のフロンティア』庵功雄・佐藤琢三・中俣尚己編

佐々木冠

くろしお出版 2016年5月
「格表現」『はじめて学ぶ方言学』井上史雄・木部暢子編

佐々木冠

ミネルヴァ書房 2016年3月
「日本語族における他動性交替の地域差」『有対動詞の通言語的研究』パルデシ, プラシャント・桐生和幸・ナロック, ハイコ編

佐々木冠, 當山奈那

くろしお出版 2015年10月
Valency classes in Japanese, In: Andrej Malchukov and Bernard Comrie (eds.), Valency Classes in the World's Languages Volume 1: Introducing the Framework, and Case Studies from Africa and Eurasia

Hideki Kishimoto, Taro Kageyama, Kan Sasaki

Mouton 2015年9月
『認知類型論』

中村渉, 佐々木冠, 野瀬昌彦

くろしお出版 2015年9月 (ISBN: 9784874246719)
「水海道方言：標準語に近いのに遠い方言」『日本の危機言語：言語・方言の多様性と独自性』呉人惠編.

北海道大学出版会 2011年8月
「北海道方言における形態的逆使役の成立条件」『他動性の通言語的研究』角田三枝・佐々木冠・塩谷亨編.

くろしお出版 2007年
「格」『シリーズ方言学2 方言の文法』小林隆編

岩波書店 2006年11月
Non-surface-apparent opacity in Standard Japanese verb morphology『実験音声学と一般言語学：城生佰太郎博士還暦記念論集』城生佰太郎博士還暦記念論集編集委員会編.

東京堂 2006年7月
Two types of detransitive constructions in the Hokkaido dialect of Japanese. In: Werner Abraham & Larisa Leisio (eds.), Passivization and typology: form and function.

Akie Yamazaki

John Benjamins. 2006年 (ISBN: 9027229805)
「水海道方言の無声化と標準語の無声化：最適性理論による分析」『対照言語学の新展開』佐藤滋・堀江薫・中村渉編.

ひつじ書房 2004年7月 (ISBN: 489476217X)
『水海道方言における格と文法関係』

くろしお出版 2004年
Counter-feeding opacity in the Mitsukaido dialect of Japanese. In: Takeru Honma, Masao Okazaki, Toshiyuki Tabata and Shin-ichi Tanaka (eds.), A Festschrift for Dr. Shosuke Haraguchi on the Occasion of His Sixtieth Birthday.

開拓社 2003年10月 (ISBN: 4758921121)
The grammatical function of oblique elements in the Mitsukaido dialect of Japanese, In: Shigeru Sato and Kaoru Horie (eds.), Cognitive-Functional Linguistics in an East Asian Context.

Kurosio Publishers 2001年3月
「水海道方言における与格パターン希求構文の成立条件」『意味と形のインターフェース：中右実先生還暦記念論文集』中右実先生還暦記念論文集編集委員会編.

くろしお出版 2001年3月

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講演・口頭発表等

千葉県南房総市三芳方言の形容詞語形変化

日本言語学会第159回大会 2019年11月16日
出力間忠実性制約の有効性：千葉県南房総市三芳方言を例に

札幌学院大学言語学談話会第100回記念会 2019年9月15日
本土諸方言の動詞形態論の歴史的変化 : ラ行五段化を中心に

フィールドと文献から見る日琉諸語の系統と歴史 2018年12月23日
Transitivity alternations with productive and non-productive morphology in the languages around Hokkaido

SLE 2018: 51st Annual Meeting of the Societas Linguistica Europaea 2018年8月31日
Case in Japanese dialects

NINJAL International Symposium Approaches to Endangered Languages in Japan and Northeast Asia: Description, Documentation and Revitalization 2018年8月6日
千葉県南房総市三芳方言の指示詞・代名詞

「日本の消滅危機言語・方言の記録とドキュメンテーションの作成」平成29年度第2回研究発表会「指示詞・代名詞(本土諸方言)」 2018年3月11日
Where did the suffix-initial /s/ come from?: The story of neo-dialectal spontaneous suffix -sasar.

International Symposium on Japanese Studies "Tradition and Innovation in Changing Japan" 2018年3月3日
能格か斜格主語か：関東地方の斜格経験者専用格助詞ガニの位置づけ

International Symposium on Japanese Studies "Tradition and Innovation in Changing Japan" 2018年3月3日
日本語方言における連体と終止

NINJALシンポジウム「日本語の名詞周辺の文法現象 ―名詞修飾表現ととりたて表現―」 2017年12月23日
北海道方言における自発語形のゆれ

関西言語学会第42回大会 2017年6月11日
現代日本語における未然形

シンポジウム「日本語文法研究のフロンティアー形態論・意味論・統語論を中心にー 2017年3月11日
能格か経験者格か：関東地方の斜格経験者

北海道方言研究会 2017年1月29日
北海道方言の自発構文の非正規構造

南山大学言語学ワークショップ 2016年12月17日
日本語方言の名詞修飾構造とその周辺

国立国語研究所機関拠点型基幹研究プロジェクト「対照言語学の観点から見た日本語の音声と文法」文法研究班（名詞修飾表現）第２回共同研究会 2016年11月19日
関東地方の方言における格と文法関係

「日本の消滅危機言語・方言の記録とドキュメンテーションの作成」研究発表会 2016年9月19日
インターネット上の方言：有効性と限界

日本語文法学会 2015年11月15日
日本語方言の斜格

科研費・国語研共同研究プロジェクト合同研究発表会「ヴォイス・アスペクト・格」 2015年8月22日
北海道方言のヴォイスとアスペクト

科研費・国語研共同研究プロジェクト合同研究発表会「ヴォイス・アスペクト・格」 2015年8月22日
Transitivity alternation in the languages around Hokkaido

The 17th Annual Conference of the English Department, University of Bucharest 2015年6月4日
関東地方の与格格助詞ゲの期限に関する一考察

日本方言研究会第100回研究発表会 2015年5月22日

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担当経験のある科目(授業)

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所属学協会

Works(作品等)

『増間の昔話』音声付き資料

2018年8月10日その他