2019年3月
学校教育の各現場で求められる特別支援教育の今日的な課題(その1)
千葉大学教育学部研究紀要
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- 巻
- 67
- 号
- 開始ページ
- 97
- 終了ページ
- 103
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.20776/S13482084-67-P97
- 出版者・発行元
- 千葉大学教育学部
[要約] 本稿では,通常学校,特別支援学校そして教員養成系大学という特別支援教育に関わるそれぞれの学校現場で抱える今日的な課題について論じた。通常学級においては,学級全体への支援の在り方に関する効果のさらなる立証が、通級指導教室においては,特別支援学級との機能の明確化,通級指導の対象となる児童の基礎集団となる通常学級の学級経営や集団作りが課題として取り上げられた。また,これら通常学校での課題としては,高等学校まで巻き込んだ情報の共有や連携の必要性が示された。特別支援学校を柱とした移行支援の在り方について,特別支援学校が受け手または送り手となる引継ぎや移行支援の研究は非常に少ないこと,就労移行を除く移行支援の議論は行われていないことが明らかになった。教員養成系大学での授業に関する課題として、精神障害の病理,支援の制度や在り方について学ぶ機会が十分ではないことが指摘できた。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.20776/S13482084-67-P97
- ISSN : 1348-2084
- CiNii Articles ID : 120006633193
- CiNii Books ID : AA11868267
- identifiers.cinii_nr_id : 9000402814395
- CiNii Research ID : 1390009224859010432