2017年4月 - 2020年3月
青年期統合失調症者の臨界期における訪問看護師の教育プログラムの開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究の目的は、初回精神病エピソードから5年以内の臨界期(以下、臨界期)の青年期統合失調症者の訪問ケアに困難を感じている訪問看護師を対象にした「青年期統合失調症者の臨界期に訪問看護を提供する訪問看護師のための教育プログラム」(以下、プログラム)を構築し、実施・評価したうえで、プログラムを開発する。さらに有用性を実践の訪問看護を行う場で実証的に検証する。臨界期は、最も脆弱性が高く、自傷や自殺、再発、家族機能の低下などさまざまな問題が生じやすい。この時期に訪問看護が適切に提供されることは「治療中断」を防ぐことに繋がり、患者や家族の安寧の維持や、患者の地域生活の維持にも繋がり、本研究の意義といえる。
平成30年度研究計画<研究2の実施>
今年度は、研究1の結果より作成した教育プログラムの実施・評価を行い、教育プログラム再検討をへて、教育プログラムの開発を行うことを目的としていた。
研究対象施設の選出にあたっては、全国の自立支援医療(精神通院医療)施設、精神科訪問看護を行っている施設対象に、研究の要旨を文書で説明し依頼した。同意を得られた医療機関の施設長の推薦を受け、調査対象者の選出を行った。臨界期の青年期統合失調症者の訪問看護に困難を感じている看護師で、研究協力の同意を得られた者を調査対象者とし、プログラムの前後に47項目からなる質問紙調査を行った。その結果、45項目がプログラム実施後に有意に高かった。また2項目がプログラム実施後に有意に低かった。今後は、この結果をもとにプログラムの再検討を行う。
平成30年度研究計画<研究2の実施>
今年度は、研究1の結果より作成した教育プログラムの実施・評価を行い、教育プログラム再検討をへて、教育プログラムの開発を行うことを目的としていた。
研究対象施設の選出にあたっては、全国の自立支援医療(精神通院医療)施設、精神科訪問看護を行っている施設対象に、研究の要旨を文書で説明し依頼した。同意を得られた医療機関の施設長の推薦を受け、調査対象者の選出を行った。臨界期の青年期統合失調症者の訪問看護に困難を感じている看護師で、研究協力の同意を得られた者を調査対象者とし、プログラムの前後に47項目からなる質問紙調査を行った。その結果、45項目がプログラム実施後に有意に高かった。また2項目がプログラム実施後に有意に低かった。今後は、この結果をもとにプログラムの再検討を行う。
- ID情報
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- 課題番号 : 17K12494
- 体系的課題番号 : JP17K12494