基本情報

所属
慶應義塾大学 文学部 名誉教授
パリ第1大学 科学・技術史科学・技術哲学研究所(IHPST) Associate Member (連携研究員)
玉川大学脳科学研究所 脳科学研究所 共同研究員(客員教授)
論理と感性のグローバル研究センター センター共同研究員
IHPST, University Paris-1 institute of History and Philosophy of Science and Technology Associate Member
Brain Science Research Institute, Tamagawa University Brain Research institute Visiting Professor
Global Research Center for Logic and Sensibility, Keio University センター共同研究員
学位
文学博士(慶應義塾)
文学(Keio University)

通称等の別名
Mitsu Okada
研究者番号
30224025
J-GLOBAL ID
200901035990141050
researchmap会員ID
5000065997

外部リンク

論理的思考の解明に向けて――論理推論の学際的統合研究  論理学という学問は紀元前4世紀にアリストテレスにより定式化されて以来現在まで研究が蓄積されてきた、最も古い学問分野の一つです。また、論理学の文脈の中で1936年に現代のコンピュータ理論が誕生しました。しかし論理学や論理思考の研究分野には21世紀の現在も、まだ解明されていない問題が数多くあります。私は論理や論理推論の研究を通じて人間の思考の解明を目指しています。平成25年度もこの目的で、哲学を中心に、数理論理学的観点、計算機科学・情報科学的観点、認知科学的観点、神経科学的観点などを含む学際的観点から、論理学を多面的に研究してきました。  平成25年度の研究には以下のものがあります。 1.哲学的論理  20世紀を代表するウィトゲンシュタイン、フッサールなどの哲学者たちの論証と計算の理論、数学の哲学について現代的に再評価する観点を提示しました。 2.認知科学手法  情報科学的手法などp取り入れてと論理的判断の研究を進めています。ライプニッツ、オイラーなどから始まる図形的論理推論、グラフィック推論の理論を理論と被験者調査研究の両面から研究しています。 3.論理構造の理論研究  線形論理と呼ばれる基底的な論理構造(古典論理と直感的論理の区別以前の論理)に対して、それをさらに分解してより基底的な論理推論群から線形論理を構成する基礎理論研究を進めました。 4.情報ネットワーク社会が直面する諸問題を論理学的観点から考察しています。セキュリティプロトコルの論理的安全性証明、セキュリティとプライバシーの問題、アルゴリズムの公平性、等の問題が挙げられます。2013年開設以来私が所長を務める「論理と感性のグローバル研究センター」(先導研傘下)の学際的研究環境の下でも進めています。

経歴

  19

委員歴

  90

論文

  124

MISC

  16

書籍等出版物

  48

講演・口頭発表等

  9

Works(作品等)

  4

共同研究・競争的資金等の研究課題

  29

社会貢献活動

  1