2016年4月 - 2020年3月
理科学習場面で子どもが行う受容すべき情報の選択とその質的価値の検討に関する研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究では、理科学習において子どもが受容すべき情報とその判断に用いた情報の質的価値を明らかにするために、授業実践を通してデータを収集し分析を試みた。本研究の成果として、以下のことが明らかとなった。
1)学習問題に対する予想のために情報を選択する際に、子どもは、まず生活経験を想起し、その後、以前の学習で理解したことに付け加えて予想の根拠を補足する。
2)考察の記述では、実験結果が生じた要因についての表現の自由度の高低が表現方法の差異として現れる。表現の自由度は、子ども自身の解釈で説明可能か否かで決定されており、説明に対する確信により変化する。
1)学習問題に対する予想のために情報を選択する際に、子どもは、まず生活経験を想起し、その後、以前の学習で理解したことに付け加えて予想の根拠を補足する。
2)考察の記述では、実験結果が生じた要因についての表現の自由度の高低が表現方法の差異として現れる。表現の自由度は、子ども自身の解釈で説明可能か否かで決定されており、説明に対する確信により変化する。
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- 課題番号 : 16K04675
- 体系的課題番号 : JP16K04675
この研究課題の成果一覧
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論文
2-
理科教育学研究 62(1) 37-48 2021年7月30日 査読有り
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理科教育学研究 60(2) 361-374 2019年11月29日 査読有り筆頭著者