2011年1月
玉座の「カタ」と「カタチ」
早稲田大学学術院 学位論文
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
本論考は,メソポタミア文明初期においてシュメール文化の萌芽期から紀元一千年紀の新アッシリア帝国における諸王の玉座の成熟する玉座まで,とくに「カタ:姿勢」と「カタチ:形態」の二要素に着目し,その歴史的・社会的・象徴的な発展・変容過程を文献・図像資料に基づき、その歴史的発展の過程を、象形文字、円筒印章図像、人物・神像の座の座像例、碑文とその発展内容から検討し、象徴的内容を解明した。