2018年 - 2021年
受容体結合性機能選択的制御蛋白の新機能に着目した腎性老化の機序解明と制御治療開発
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(B)) 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
本研究では、研究代表者等がAT1受容体への特異的結合因子として単離同定ATRAPについて、これまでに明らかにしてきた受容体結合性機能選択的制御作用とは異なる、腎尿細管における新規な受容体結合非依存的作用の可能性を切り口としたアプローチを試みた。そして、本研究の結果全身性ATRAP-KOマウスを用いての検討では未解明であった、近位尿細管と遠位尿細管の区分特異的なATRAPの腎尿細管機能制御作用の一端が明らかにされた。今後は近位尿細管ATRAPの機能やその発現・活性調節機序と老化形質との関連性にさらに焦点を当てて、培養細胞系や動物実験系を含めての多面的な解析を推進していく予定である。
- ID情報
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- 課題番号 : 18H02735
- 体系的課題番号 : JP18H02735