基本情報

所属
岐阜大学 流域圏科学研究センター 植生資源研究部門 教授
応用生物科学研究科 教授
連合農学研究科 教授
学位
博士(理学)(千葉大学)

研究者番号
90272351
J-GLOBAL ID
200901050115022100
researchmap会員ID
0000202836

外部リンク

陸上生態系の炭素循環/生態学的な手法に基づく生態系の炭素循環の研究は、生態系のCO2収支を求めるだけでなく、生態系内で「どこに」「どれくらい」の炭素が蓄積されているかを定量的に測定 することができる。現在は、特に微気象学的な手法に基づくCO2収支の観測を行なってい るサイトにおいて、両者の研究結果をチェックして行い正確な生態系純生産量(NEP,CO2吸収量)を求めると供に、年変動の要因について明らかにすることを目的としている。/生態系の構造と機能との関係/生態系のNEPのような限られた調査地での結果を広域面積に適用するためには、生態系の 構造(種組成や階層構造など)が生態系の機能(CO2吸収量など)とどのような関係にあるかを明らかにする必要がある。特に生態系は伐採などの撹乱後に自然に回復する「遷移」という性質を持つ ので、この遷移プロセスに伴う生態系の時間的な構造変化が炭素循環のような生態系機能に どのような影響を与えるかについて研究を行なっている。/生態系における非生物的な炭素プールの動態/森林においては樹木への炭素蓄積だけでなく、倒木のような大型木質リター(CWD)や土壌中の有機物(SOM)のような非生物的な炭素プールへの蓄積もCO2吸収および蓄積に大きく寄与してい ることが見えてきた。現在は、非生物的な炭素プールへの炭素の分配と、ターンオーバーについて研究を行なっている。非生物的プールへの分配と回転速度が生態系 間によってどのように異なるのか、明らかにしていきたい。

研究キーワード

  2

学歴

  3

受賞

  1

主要な論文

  90

MISC

  59

書籍等出版物

  12

所属学協会

  1

共同研究・競争的資金等の研究課題

  23

社会貢献活動

  3