2006年
消防隊員のCIVDと体力指標の関連
北海道大学大学院教育学研究科紀要
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- 巻
- 号
- 99
- 開始ページ
- 123
- 終了ページ
- 128
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.14943/b.edu.99.123
- 出版者・発行元
- 北海道大学大学院教育学研究科
寒冷血管反応(CIVD)は末梢寒冷耐性の指標であるが,運動鍛錬により改善するという多くの研究がある。S市の消防隊員65名を対象に測定し,CIVD 7指標と運動鍛錬状況との関連並びにその他の関連要因を調査した。その結果,S市消防隊員のCIVD は既報の他集団よりも高かった。BMIとCIVD の関係では,CIVD 6指標で有意な正の相関が認められた。BMI の構成である体成分とCIVD の関連要因を調査した結果,たんぱく質量,骨量,体水分量,筋肉量,除脂肪量,骨格筋量にCIVD 5指標と有意な相関が認められた。本研究結果から,消防隊員に必要な体力指標は,先行研究で示されている体幹・下半身の筋持久力や全身持久力とともに筋肉量である可能性が示唆された。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.14943/b.edu.99.123
- ISSN : 1345-7543
- CiNii Articles ID : 120000964729
- CiNii Books ID : AA11464009